お大切な日。


今日は二組のカップルの節目に立ち合う幸運に恵まれました。



一組目は若い二人。彼らの夢は元気を提供するカフェ。


私の意見を聞かせてくれ!とスイッチの入った猫のようにまんまるでキラッキラの瞳でやってくるので、普段なら「高いよ」と言うところですが「ヒントはあげるから答えは自分でな」とまた厄介を抱え込む羽目になりました。


でも、夢を語ってるときの人の目はまぶしいくらいに輝いていて、二人がかりの容赦のないラブビームも織り交ぜられては勝ち目はないので早々のギブアップ。で、流れに身をまかせましたが。


なかなかどうして。本気を感じる計画書をもってきました。


どうだイイだろうと誇らしげな瞳の二人なので、「あなたたちの為なんだよ」と断った上で心を折ることにしました。時折ポキポキと鳴る二人の心音は最近生まれたてホヤホヤな私のS心を満たしていきました(フフ)。




二組目は私の知人で結婚式。


新郎は初婚で新婦は二人のおチビとおなかにもう一人。私はおチビとも友情を培っているので、会場に行ったときは恐ろしく元気なおチビが熱烈歓迎してくれました。


「ママなー、おなかに赤ちゃんおるねんでー」と上の子が言うと、

間髪いれず下の子が、「ママー!パンダ生んでー」(爆)


会場はレストランウェディング?少し郊外のにあるイタリアンで、ワンルームマンションくらいの広いトイレが印象的でした。まぁ例外なく退屈なスピーチの応酬でしたが、豆知識が増えるので、それはそれでいいやという感じでしたがピクっと反応した話が一つ。


LOVEって和訳は愛ですが、そう訳されてからまだ百年しかたっていないそうで、だから日本人にはまだ馴染まないなんて話でしたが、じゃあそれ以前の日本に愛の意の言葉はなかったのかというと、愛に代わる言葉は「お大切」だったらしい。うーん、しっくりくる(笑)


そりゃ違う言葉同士だからニュアンスを近付けるのは大変な作業だったろうけど百年前と今の日本語だって変わるし英語だってしかり。実は中学高校で勉強してるのは英語の古文なのかも。言葉とその発した人と発された背景をごくりと飲み込んで感じたことが正しい訳なんだと思いました。




私信。

あなたはいつだって根っこでは間違わないさ!