『原文!水平社宣言』


2/24に書いた「水平社宣言」


http://d.hatena.ne.jp/somali/20050224


原文ぶち込みマス。
あぁ・・みんなウザいんだろうな・・。
二度と立ち寄ってくれんのとちがうやろか・・。


1922年。
西光万吉(さいこうまんきち)って人が書いた。


まあ見てみて・・。
なんじゃ!?どうやって変換したんだ!?って難しい漢字っ!
もっとわかりやすー書けやオラ!なんやよぉわからんぞっ!
・・で、オイラ。漢字をひらがなに変換中。近日UP。

宣言

全国に散在する吾が特殊部落民よ団結せよ。

長い間虐められて来た兄弟よ、過去半世紀間に種々なる方法と、多くの人々とによってなされた吾等の為めの運動が、何等の有難い効果を齎らさなかった事実は、夫等のすべてが吾々によって、又他の人々によって毎に人間を冒涜されていた罰であったのだ。そしてこれ等の人間をいたわるかの如き運動は、かえって多くの兄弟を堕落させた事を想えば、此際吾等の中より人間を尊敬する事によって自ら解放せんとする者の集団運動を起せるは、寧ろ必然である。

兄弟よ、吾々の祖先は自由、平等の渇仰者であり、実行者であった。陋劣なる階級政策の犠牲者であり男らしき産業的殉教者であったのだ。ケモノの皮剥ぐ報酬として、生々しき人間の皮を剥ぎ取られ、ケモノの心臓を裂く代価として、暖い人間の心臓を引裂かれ、そこへ下らない嘲笑の唾まで吐きかけられた呪われの夜の悪夢のうちにも、なお誇り得る人間の血は、涸れずにあった。そうだ、そして吾々は、この血を享けて人間が神にかわろうとする時代にあうたのだ。犠牲者がその烙印を投げ返す時が来たのだ。殉教者が、その荊冠を祝福される時が来たのだ。

吾々がエタである事を誇り得る時が来たのだ。

吾々は、かならず卑屈なる言葉と怯懦なる行為によって、祖先を辱しめ、人間を冒涜してはならぬ。そうして人の世の冷たさが、何んなに冷たいか、人間をいたわる事が何んであるかをよく知っている吾々は、心から人生の熱と光を願求礼賛するものである。

水平社は、かくして生れた。

人の世に熱あれ、人間に光あれ。

大正十一年三月三日        全国水平社創立大会