にわとり。


とうとう結論がでたようです。

「ニワトリより卵が先」 英学者らが「結論」


2006.05.26Web posted at: 21:37 JST-CNN/

ロンドン――卵が先か、ニワトリが先か。長年にわたり、学者から酒場の酔っ払いまでを巻き込んできた疑問に、英国の遺伝学者と哲学者、養鶏家の計3人でつくるチームが結論を出したと主張している。


彼らの言う「結論」は――「卵」だ。


生物の遺伝物質は生きている間には変わらない、というのがその理由。ニワトリ以外の鳥が途中でニワトリになることはなく、ニワトリの遺伝物質をもった卵を生むこともないという理屈だ。


このことから彼らは、最初のニワトリは卵の中でニワトリの遺伝物質をもつようになったと主張。この「進化した卵」こそ、現在数多あるニワトリの卵の最初だったとしている。


「進化した卵」がニワトリ以外の鳥から生まれたのだとしたら、それはニワトリの卵とは呼べないのではないかという主張については、「ニワトリが中にいるのなら、それはニワトリの卵だ。カンガルーが温めていた卵からダチョウが生まれたら、それはカンガルーの卵ではなくダチョウの卵だ」(哲学者)と反論している。



内容はどうでもいいのですが(笑)。とにもかくにも結論を出したという事実がすばらしいなと思えるわけです。



例えば、AとBは同じにわとりで、同じように卵を産みます。味も見た目も何も変わらない二つの卵なのだけれども、一方は他方より高値で売れます。安値でしか売れない方は『・・・』な気分なのですが、昔からそういうのが当たり前だったのでとりたてて考えるわけでもありませんでした。


そうしているうちに、高値の卵を産むにわとりと安値の卵を産むにわとりが食べるエサに違いが出てきました。高値のにわとりは栄養とかすばらしいエサで卵をぽんぽんと産むようになり、安値のにわとりは痩せてしまって卵も産めなくなって潰してその肉を売るようになりました。


あるときにわとりは言いました。


「ちょ、待って。同じ卵でしょ!?」
「そうだそうだ」


こうして、にわとりは栄養のあるエサを食べることができるようになって、存分に卵を産める環境を手にしました。そして卵も同じ値段で買われる約束もしてもらいました。


ですが、にわとりはいつになっても卵を産もうとしませんでした。




ニワトリより卵が先。