プロ。


昨日、NHKで興味深い番組があった。


ひとつの仕事に対する労働力の提供について、フリーターと正社員という2通りの経路、そして、その結果引き起こされる現象を、個人・企業・国と三つの観点から視聴者を交えて解きほぐそうという趣旨だった。


オイラがその番組を見ていて沸いたイメージは、


正社員=プロフェッショナル
フリーター=アマチュア


って感じ。


プロフェッショナルという観念は、権威ある立場とそうでない立場ってのが暗黙の了解の内に成り立つモノ。


そして、


プロフェッショナルの権威ってのは、権威がある立場にある者が、その信託された権力をめったやたらに使わない、あるいは、めったやたらに使ってるように受け取られない、という責任ある行動に基づいて発生するモノなんだって何かで読んだ。


この責任ってのは案外厄介なものでさ、正社員-フリーターっていう関係に対して、お互いの合意があったとしても、プロフェッショナルでない言動や行動に対しては、権威ある立場の側、つまり正社員側が責任を取ることを求めらてるっていう性格なんだと思うからさ。


だからこの問題は、制度上の話に加えて、プロとアマの関係で発生する権威関係が成り立ったときに、プロ側の権威濫用ってことにポイントがあるように思うんだ。


つまり、これは個人レベルでも認識されるべき課題であるってこと。


番組でも最初は、「○○は問題だと思いますか?イエスorノー」みたいな感じだったんだけど、最後は、「アナタはこれからどう生きますか?」っていう問いで締めくくられてた。


各論→総論だけど、最終的にはどう生きるかっていう哲学てかな、それぞれ個人レベルの成長とか変革が求められてる問題ってことなんだろな、きっと。