ダンボールの遺伝子。

ちまきさんのブログ「夜の介抱運動」が更新されてました。



ドブにはまった酔っ払いのおっちゃんエピソード。


しかし、『ドブ』って響きイイよね・・・試しに検索してみた。ドブ板、ドブ臭、ドブ釣りなんてのもあったな。なんにしてもドブですわ(笑)


そのおっちゃんてのはどうも浮浪者らしく、積荷から察するに、ダンボールの収集で生計を立てているみたいだ。


このダンボールの収集、古紙回収業ってのには思い出があって、オイラが物心ついたときの両親の職業がそうだったんだ。1980年代かな。360円/ドルって猛烈な円安の時代。


今じゃリサイクル料金なんて払って持って行ってもらう冷蔵庫や洗濯機も、解体して鉄やらアルミやらで結構イイ値段で売れた時代。確かダンボールもキロ20円とかが相場だった気がする(かなり適当)。まぁ、それぐらいゴミが金になった時代ってことで、ウチの両親もトラック一台であっちこっちから荷を積んでそれ売ってた。


夏休みとかはよく一緒に乗っけられてたっけな。古紙を買い取る業者があるんだけど、そこ行くのが楽しみだった。なんせ古マンガだらけ。オイラにとっちゃ宝の山よ、マジで。風の谷のナウシカもじゃりんこチエもそこで拾ってたな。エロ本も(ウフ)。


そこはでっかい秤があってさ、車ごとガーって乗って目方を量る。んで、荷を降ろしてもっかいガーって乗って、目方の差×相場がその日の日当。ダンボールに水を含ませたり、瓦をはさんだりって、あの手この手(笑)。よくあれだけ山のようにダンボール積めるよなってテクニックもあったりする。


で、オイルショックやらプラザ合意やらがあってさ。相場は一気に何十分の一まで急下落して「メシ喰えねー」ってなったみたい。イロイロ苦労したんだなと今になってわかることもしばしば。感謝してるぜ。


そんなこんなで結局、はちまきさんは、おっちゃんの自転車とダンボールをドブから救出したらしいんだけどね。


スゲー的確な判断。


おっちゃんより商品と商売道具が先決やろって(笑)