心からの謝罪。


とは、いったいどういうものを指すのか。


正直なところ、私にはわかりません。わからないというのは私自身が世間様に対して心からの謝罪をしたという経験がないためです。ただ、私がごめんなさいを言えないダメダメな男だという意味ではありません(笑)。でも少なくとも、その謝罪が心からのものかうわべだけのものかを判断するのは謝罪する側ではなくって謝罪される側であることは、私のごめんなさい経験から学んだことです。

解放同盟大阪府連、飛鳥会事件報告集会「心から謝罪」


2006年09月09日asahi.com

 部落解放同盟大阪府連合会は9日、大阪市東淀川区の飛鳥支部長だった小西邦彦被告(72)=除名処分=が詐欺などの罪で起訴された事件を受け、府内47支部代表らを集めた「真相報告集会」を大阪市内で開いた。小西被告と暴力団関係者の不透明なつきあいを見破れず、是正できなかった指導責任は重大などとする府連の見解が示され、今後、信頼回復に向けて組織から暴力団やその力を背景にした者を徹底して排除することや、外部の有識者を交えた組織改革検証委員会をつくることを決めた。


 集会で、参院議員の松岡徹・府連委員長は「組織の中から犯罪者を生み、犯罪が部落解放のためという名のもとに行われた。それを見抜き、防止できなかった私たちの弱さを痛感し、心から謝罪したい」と述べた。北口末広・府連書記長は、府連の問題点として、不正や問題行為をチェックする機能が不十分だった▽小西被告が支部大会を開かずに長年支部長を続けていながら十分指導しなかった――などを挙げた。


 一方、大阪市にも不当な利益要求に屈し続けた責任があると指摘。事件に関するメディアの報道も被差別部落や同和行政への偏見を増幅させたとし、「誤った報道には訂正を求めていきたい」としている。

ほんとうに作るんだろうか・・外部の有識者を交えた組織改革検証委員会。半端な有識者ばかりを揃えた仲良し倶楽部の予感がプンプンします。ですが!あんまり最初から疑念の目を向けることはあんまり建設的ではありませんので、一応温かさと厳しさで見守りたいと思っています。もちろん私に委員会参加の要請があればお受けいたしますよ(笑)。


参院議員の松岡徹・府連委員長の言う、「それを見抜き、防止できなかった私たちの弱さを痛感し」、北口末広・府連書記長の言う、「不正や問題行為をチェックする機能が不十分だった」を踏まえた上で、心から謝罪し、「信頼回復に向けて組織から暴力団やその力を背景にした者を徹底して排除することや、外部の有識者を交えた組織改革検証委員会をつくる」


まぁ、一般論として。


権腐10年。


どんな立派で清い理想を掲げた権力も10年経てば腐る、という意味です。これは運命のいたずらかもしれませんが、部落解放同盟が真ん中に持っているのは全国水平社宣言。水もずっと動かなければ腐ります(笑)。あぁ、生まれたときから腐る運命だったのかと(苦笑)。


で、じゃあどうすれば、腐らせない方法はないの?てことdすが。


正しい情報公開することと、その情報を受ける側がただ見ているだけでないこと。このセットが必要です。正しい情報公開とは、都合のいい情報だけ見せるだけじゃいけないということです。ただ見てるだけでないとは、具体的に行動するということです。行動といっても、署名活動とかデモとかそういうのでなくて、自分自身の行動規範を更新していくって日常的な意味です。


偽装情報を公開していても意味ないですし、それをただぼーっと見ていても意味ない。ほんとの情報を公開していくためには利権に関係のないポジションもいるってことで、このトライアングルの三者関係が必要てのが一般的な方法論です。


すべてにおいて不十分じゃんか・・・w


『事件に関するメディアの報道も被差別部落や同和行政への偏見を増幅させたとし、「誤った報道には訂正を求めていきたい」としている。』

これやるのは組織の自浄システムを作り上げてからにしてくれ・・・部落民としてマジ恥ずかしいよ。まぁ、組織側の立場になれば、クソカスに粗探しされるような外部委員会よりも愛情の温かい目をもった外部委員会でお願い、てのが心情だろうけどね・・・。


ここすごいポイントだから!ものすごく大事だから!ここでがんばらなくてどこでがんばんの?て感じだから!いや、マジで(笑)!!


勇気をだして、形だけではない機能する外部委員会をつくってください。お願いします。