昔、小さい者の頃。

なんか定期的にあった行事みたいなものなんですが。


黄色に赤い文字で「部落差別反対!」みたいなことを書いたゼッケンをつけてみんなで学校に登校する、みたいな企画が日常的にありました。たぶんそれが予算獲得効果を上げていたと思われます。同和地区を校区にもつ小中学校はもれなく同和教育推進校なのですが、そういうことと関係していたのだと思います。こないだ書いた東淀川のウイングと同じシステムです。


私も中学時代はもれなくそういう環境でした。


けれど、ゼッケンをつけて登校することはありませんでした。


「わかったよ。ゼッケンつけてやるよ。だけど何で俺ら子供だけなのか説明しろよ。お前ら大人も通勤してんだろ?会社までゼッケンして行けよ。」


ゼッケンして行く大人がいなかったので私もしませんでしたw


ゼッケンの数が子供の分しかないとか私にその理由を説明した奴がいた薄い記憶があります。が、彼は他のこともあって、今は私と目を合わせようとしてくれません(笑)。


どんなにキレイな言葉でも、どんなに理路整然とした理論でも、小さい者がほんとうに学ぶのは大きい者の背中からなんだと思います。誰の話だったか忘れましたが、銭湯でどんなに立派な服装をしていても裸になれば貧しい人もいるし、どんなに貧しい服装をしていても裸になれば立派な人もいる。


うん。負ける気しない。


※ゼッケン→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BC%E3%83%83%E3%82%B1%E3%83%B3