ひと昔前まで。


占有屋なんて商売も成り立っていましたねぇ。もちろん立退き料が目当てです。


http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20070627p301.htm

解放同盟4支部大阪市人権センターから退去拒む
 ◆「不法占拠」近く提訴

 大阪市立人権文化センターに事務所を置く部落解放同盟大阪府連合会(府連)の4支部が、今年4月の市の退去要請を拒否し、入居を続けていることがわかった。同和行政の見直しを進める市は「不法占拠にあたる」として、近く明け渡しを求めて大阪地裁に提訴する方針。一方、府連は「30年以上前から借りており、今になって出て行けというのは理不尽」と反発、事務所使用不許可処分の取り消しを求めて提訴も検討している。

 人権文化センターは、1970年に市が同和対策事業として、条例を定めて市内各地に整備した「市同和地区解放会館」が前身。支部事務所は当初、賃料免除で入居していたが、2000年に条例が改正されて以降は賃料の半分を支払うようになり、昨年度からは全額を支払っていた。

 ところが、昨年8月、外部委員らでつくる「地対財特法期限後の事業等の調査・監理委員会」が、「広く市民を対象とする施設に特定の団体が事務所を置くのは不適切」と支部事務所の退去を提言。市は11月、6センターに入居する6支部について契約の更新をしないことを決めた。

 6支部のうち2支部は今年3〜5月にセンターを退去したが、「住吉」「平野」「西成」「生江」(旭区)の4支部は入居を続け、3月に今年度の継続使用を申請。しかし、市は許可せず、4月末に文書で退去を要請し、今月12日には「明け渡さなければ法的措置を検討する」と通知した。

 これに対し、府連は来月9日、市の対応に反対する集会を開く予定で、北口末広・府連書記長は「00年、市が『ずっと使用できる』と言ったので、契約を続けてきた。地域の事情などで退去した支部もあるが、原則として入居は認められるべき。主張が通らない場合は、こちらも法的措置を取りたい」としている。

(2007年6月27日 読売新聞)


ええと。確か民法心裡留保てありましたよね。
嘘や冗談でもオッケ!!てやつです。ただし、相手方が善意ならw


「一生おまえをあいし続けるよ・・」
「・・・あい」


なんてのは嘘偽りになるケースが多いと思うのですが、
この場合は少なくともその瞬間は本気なわけです。


なんとなくそりゃ無理だろ・・なんて思いながらだと、まぁ広い意味では嘘になるわけです。
けどラブリーな相手はその言葉を信じてしまっている。


民法上は嘘や冗談も、相手がそれを嘘や冗談でなくほんとだと信じてして行った契約は有効!!と決まってるらすい。それを心裡留保


「ずっと使っていいよ」
「ほんと!?ありがとー」


府連はそう主張するのでしょうかw




ただし、相手方が表意者の真意を知り、又は知ることができたときは、その意思表示は、無効です。